A DEABETIC LIFE− 糖尿病の自覚症状 − |
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■自覚症状 | ■適正体重と必須カロリーの計算方法 | ||
■「食べ過ぎ」という現象 | |||
■自覚症状 | |||
糖尿病が進行すると、身体の各所に以下のような自覚症状が表れる場合があります。自覚症状が表れてしまった場合は既に病状が進行し、重度の糖尿病となっている可能性が高いものです。 ご自分の身体はご自分にしか判りません。次のような症状がないか、常に自己診断しましょう。 |
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・やたらと喉が渇くようになった ・水分が欲しくてたまらなくなった ・普段晩酌をあまりしない人が、お酒が飲みたくて仕方がなくなった ・普段甘い物をあまり飲食しない人が、甘い物が欲しくて仕方なくなった ・トイレ(小)が近くなった(トイレの回数が増えた) ・尿の量が異常に増えた ・極度に身体が疲れるようになった ・睡眠をしっかりとっても疲れが残るようになった ・強い倦怠感を感じるようになった ・立ちくらみするようになった ・指先がつる(しびれる)ようになった ・足がつるようになった(こむら返りしやすくなった) ・身体中に出来物ができた ・お尻が極端に腫れた(お尻の出来物が腫れ上がった) ・怪我や傷が治りにくくなった ・しっかり食べているのにお腹が空くようになった ・しっかり食べているのに食欲が強くなった ・しっかり食べているのに痩せてきた ・尿にネバリが出てきた ・尿に蟻がたかるようになった ・尿が付着した部分が乾くと白く跡が残るようになった ・便の色がいつもと違うようになった ・汲み取り式のトイレの場合、汚物の粘度が高くなった |
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糖尿病になると、血糖コントロールが上手くいかず、多過ぎる血糖は尿に混じって排泄されます。この時血糖は水分と一緒に捨てられてしまうので、喉の渇きを常に感じるようになり、水分を欲しくなるようになります。 また血糖が排泄されてしまうため、身体はタンパク質や脂質を糖質に代わるエネルギー源として使い始めます。このため疲労感・倦怠感を感じるようになり、痩せてきます。そして失われた糖質を補給しようとして身体が糖質を欲しがり、アルコールや甘い物を欲しいと感じるようになるのです。 また血中の糖質が増えることで、白血球、赤血球、血小板、ヘモグロビンなどが糖化し、身体の抵抗力が落ちていくと考えられ、その結果立ちくらみや身体中に出来物ができるようになると考えられます。出来物ができると、身体はその毒素を消そうとして白血球を大量に作り出し、血液検査をすると異常値を示すようになることもあります。 尿に血糖(ブドウ糖)が溶け出す結果、尿や便に異常が見られるようになります。トイレの汲み取りを仕事にされている方の中にはこの変化を察知することができる方もいらっしゃるようです。 またお尻に大きなオデキ(出来物)ができたと思っていたら、それが肥大化して腫れ上がり、座ることが困難になる場合もあります。これはオデキが腫れた、という軽いものではなく、臀部膿皮症と呼ばれる立派な皮膚病で、この症状と診断された場合は糖尿病の可能性が非常に高いそうです。 私の場合、出来物は「目の真横」「首筋」「太もも」「内股」「お尻」にできました。臀部膿皮症も表れたため、簡単な手術(切開)で膿を出しました。 また喉が渇いて水が欲しくなり、糖分も欲しくなり、アルコールも欲しくなり、トイレの回数も異常に増えました(30分〜60分に一度はトイレにいくような状態)。極度の倦怠感やこむら返りも感じるようになり、夜も数時間に一度の割合でトイレに起きるために睡眠不足となってしまい、余計に身体の疲れが取れなくなっていきました。仕事中にもトイレに立ち、疲れているために居眠りもするようになってしまい、仕事にかなりの支障をきたすようにもなりましたし、休日は疲れているために起きれなくなり一日中寝ているという生活になってしまいました。 車を運転して帰宅する途中、両足の筋肉が異常につってしまい、運転が続けられなくなってしまったということもありました(しばらくコンビニで休んでから帰宅しました)。このように複数の症状が一度に表面化する場合もありますし、ひとつだけが表面化する場合もあります。 |
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もし自覚症状がひとつでもあった場合、念のため医師の診断を受けましょう。内科で血液検査と尿検査をしてもらうのですが、血糖値はすぐに判ります。ヘモグロビンA1c(血中の糖化ヘモグロビンの割合)はすぐには判りませんが、数時間待てば結果は判るようです。 血糖値が境界値であってもヘモグロビンA1c(HbA1c)の値が正常値(5.5%以下)ならば、一時的な場合もあります。医師の診断を聴き、医師の指導に従うようにしましょう。 |
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■適正体重と必須カロリーの計算方法 | |||
糖尿病と診断されてしまった場合でなくても、ご自分の「適正体重」と「必須カロリー数」を知っておくことは非常に大切です。 もし適正体重よりも現在の体重が多い人はダイエットをして2型糖尿病や、その他の生活習慣病にならないよう心がけることが必要です。生活習慣病は、2型糖尿病を含めて「慢性疾患」です。つまり発病すると完治はしない病気なのです。 一時的な快楽のために一生病気と付き合っていく覚悟があるのならばいいのですが、既に2型糖尿病となってしまった身から言うと、その覚悟は簡単には行きません。「死に近付くことが嫌だから生活習慣を改める」よりも、「生活習慣病にならないために生活習慣を改める」方がずっと楽です。多少カロリーオーバーしても大丈夫だし、薬物療法も伴わない訳ですから。 ご自分の体重と必須カロリーを把握し、自分をコントロールするようにしましょう。糖尿病の予防として役立ちますし、何よりも健康でいられる幸せを噛み締めることができます。自覚症状が出てからでは遅いので、きっちり自己管理して予防しましょう。 |
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●適正体重(標準体重) x(kg)=身長(m)×身長(m)×22 例えば私の場合は身長が187cmですから、x=1.87×1.87×22=76.9318 となり、約77kgが適正体重(標準体重)となるわけです。 |
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●肥満体であるのかを計る計算(BMI) BMI=現在の体重(kg)÷(身長(m)×身長(m)) 私は現在(2004年3月中旬)、体重が102kgですから、 BMI=102÷(1.87×1.87)=29.1687 となります。 BMIの値が20未満は痩せ過ぎ、20〜24なら適正、25以上は肥満となります。 私は完全に肥満となります。 |
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●1日に必要なカロリー(必須カロリー)の値 y(kcal)=標準体重(kg)×身体活動量 身体活動量=軽:デスクワークが主な仕事・専業主婦:25 中:立ち仕事が多い職業 :30 重:力仕事が多い職業 :35 身体活動量とは、人間の生活パターンによって異なる、体重1kgを維持するのに必要なカロリー、ということになります。 ・デスクワークがメインの仕事をしている方や専業主婦をしている方は25〜30kcal ・立ち仕事(製造ラインや飲食など)がメインの仕事をしている方は30〜35kcal ・力仕事(宅急便や工事など)がメインの仕事をしている方は35kcal以上 私の場合は、デスクワークメインの職業ですので、 y=77×25=1925kcal となります。医師によってはMAX値で計算される方もいらっしゃるようで、私は医師からはy=77×30=2310kcalなので、2400kcalまで食事を摂ってもいいよ、と言われています。これは急激に食事量が減ってしまい、ダイエットを続けることができなくなるといけないから数値を甘く見てくれている、と判断しています。現在、私は1800kcal〜2400kcal/日の食事で過ごしています。 |
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■「食べ過ぎ」という現象 | |||
「食べ過ぎ」という言葉があります。 通常、胃袋の許容量を超えて飲み食いした結果を指します。 しかし、もうひとつの意味があることをご存知でしょうか? それは、必須カロリー以上の食事を摂っている状態のことを言います。 どういうことかと言うと、例えば一日1600kcalで過ごさなければならない糖尿病患者Aさんがいるとします。Aさんも当然、医師から体重を落としなさいと言われているので、食事の量をかなり減らしています。1600kcalというと、普通盛りのパスタ2皿分です。焼肉ならば1食分くらいです。これだけの食事量で1日を過ごさなければならないので、Aさんは頑張って食事の量を減らしました。ご飯をおかわりしたいのを我慢し、お酒をもう一杯飲みたいのを我慢し、お煎餅をもっと食べたいと思うところを2枚で我慢しました。しかしこのAさん、月に一度の検査で、医師から体重が増えている!と怒られてしまいました。 これに対して、Aさんは反論します。あんなにツライ思いをして空腹に耐え、食事に気を使っているのに…と。 しかし、医師は「食べ過ぎですよ!」と言いました。 本人がどんなに食事に気を使っていたとしても、体重が増えているということは食べ過ぎなのです。Aさんはご飯を食べていながらお酒を飲み、お菓子を食べています。量はほんの少しでも、これでは1600kcalなんてあっという間に超えてしまいます。医師が言う必須カロリーを守らず、自分の「少なくしている」という感覚だけで我慢しているつもりになっていたAさんが悪いのです。 必須カロリーを下回る食事を続けることは返って危険です(栄養失調になり、体力の低下や抵抗力の低下につながり、別の病気を呼び込みます)が、必須カロリーを大幅に上回る食事も危険です。 どのくらい食べると自分の必須カロリーをオーバーしてしまうのかを感覚的につかめば、カロリーの大幅なオーバーは防ぐことができます。これについては食餌療法の項で解説します。 |
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